【マタ旅】私がマタニティ旅行を絶対にオススメ出来ない理由

閲覧注意
多少ショッキングな内容となっていますので、マタニティ旅行予定の無い妊娠中の方や、心臓弱めな方は閲覧を控えてください。

最近、世ではマタニティ旅行なる『マタ旅』が流行っているらしいです・・・

 

赤ちゃんが産まれると、もうなかなか時間が取れなかったり、子連れでの旅行はちょっと大変だろうな。。。

だから大人だけの時間を最後まで楽しみたい!

 

・・・という意識から流行るんでしょうね。

 

うん。

分かりますね。

気持ち。すごく。爆

(´・ω・`)

 

ただ、客室乗務員の目線からすると、『辞めた方が良いんじゃないか?』と言わざるを得ないのです。。。

 

もちろん航空会社としては、妊婦の搭乗は受け入れていますし、ルール的には全く問題ありません。
※診断書が必要になる場合もありますが。

どうしても飛行機に乗らなければいけない事情だってあるでしょうしね。

(´・ω・`)

 

以前、赤ちゃん連れの飛行機について記事を書きました。

赤ちゃん連れの飛行機についてCA目線で語りたいと思う

 

私個人としては、赤ちゃん連れの飛行機については、昔も今も『自制すべきだ』と思ったことは一度もありません。

 

・・・が。

 

妊婦さんは別です。

 

これね、自分も妊婦を経験しているので分かりますが、妊婦さんは動きが遅いから、とか、エクストラケアが必要だから、とか、そういう理由ではありません。

『客室乗務員』としての経験からなんです。

 

私がどうしてもマタニティ旅行に賛成できない理由

私は過去に2度、機内で実際に妊婦さんの大事故を見たことがあります。

冒頭にも書きましたが、飛行機搭乗の予定の無い妊娠中の方や、心臓弱めの方は閲覧を控えてください。

個人情報の観点から、実際に起こった事故の詳細を書くことはできませんが、妊婦さんに大惨事を引き起こしかねない、機内で起こりうる(と言うか、よくある)リスクをご紹介しますね。

 

他の旅客の荷物が落下してしまう可能性

旅客の中には、規定を無視して10kg以上の手荷物を持ち込み、乱暴にストレージの中に押し込む方もたまに(結構)いらっしゃいます。
※持ち込み制限品や危険物ではない限り、すべての旅客の手荷物の重さを正確に確認することは難しい

収納の仕方が悪ければ、そのままストレージから滑り落ちることもありますし、そこに別の旅客が座っていたら、その方に直撃することもあります。

これは搭乗中に本当によくある事象です。

仮にその荷物が直撃したのが、妊婦さんのお腹だったら…?

・・・これがもし、大惨事に発展して、最悪の結果になった場合、誰に責任があるのか、と言われれば、正直、誰でもありません。

CAは保安要員として乗務をしているわけですが、旅客の人数、乗務員の人数、やらなければならない仕事量を考えると、すべての旅客を一分一秒監視することは、物理的に不可能です。

また、客室乗務員には、そもそも旅客の手荷物収納する義務はありませんし、『旅客の手荷物収納は手伝ってはいけない』と指導される航空会社だって存在します。

荷物を落とした旅客についても、規定以上の手荷物を持ち込んではいたとしても、それは『犯罪』と呼べるものではありません。

万が一最悪の結果になってしまった場合、たとえ誰かを責めたところで、赤ちゃんは戻ってこないのですよ・・・・・・

自己責任。

・・・これほど重い自己責任、あるでしょうか?

 

海上飛行中に突然倒れてしまう可能性

女性が疲れて横たわる画像悲しそう

機内では、突然意識を失う方が、みなさんが考えている以上に大勢います。

特にリゾート路線なんかは非常に多い。

そして怖いのは、国際線の場合、緊急事態になっても、すぐに着陸ができる状況ではないことがほとんどだということ。

妊婦さんの場合、突然意識を失うと、その重みで、お腹から前に倒れてしまう可能性が高いです。

誰かが近くにいれば、運よく支えることができるかもしれませんが、そうでなかった場合、衝撃を受けるのは妊婦さん本人と、お腹の赤ちゃんです。

 

突然の大きな揺れに巻き込まれる可能性

飛行機の揺れというのは、機長にも全く予想できないことは非常によくあります。

体が浮くほどの激しい揺れに遭遇すると、CAでもキャビンを歩くのは困難。

そのタイミングで、万が一、妊婦さんがお手洗いに立っていたらどうでしょうか。

ただでさえお腹が重くてバランスがとりにくい体なのに、物が飛び散るような揺れの中、妊婦さんが機内で動くというのは、危険極まりない状況だということが想像できると思います。

そしてそのような揺れは、本当に突然やってくるので厄介。

先日、デルタ航空でもシビアタービュランスで、あの重いカートがひっくり返っていました。

 

機内では、いつ、どんな時間帯が危険なのか、正確に予想することは誰にもできないことなんですよ。

 

突然陣痛が始まってしまう可能性

飛行機は一度離陸したら、簡単に地上に戻ることはできません。

それがもし、海上飛行中だったらなおさらです。

 

機内で出産をしたケースというのは、実際に海外の航空会社では発生しています。

これは運よく無事にお産が済んだケースですが、ご存じのとおり、お産というのは命がけですし、安産である保証はありませんよね。

 

機内で緊急帝王切開が必要、なんてことになったら大変です。

機内にはそんな医療機器、揃っていませんからね。

 

機内の胎児死亡事故はトラウマ

実際に私は、この機内のあるある事象による事故で、最悪の結果になった事例を、2件、この目で見ています。

これは、私のトラウマとして一生消えません。

 

それは自分の妊娠中の考え方にも大きく影響を及ぼしました。

事実、私は自分が妊娠中、ブラジルでは胎児の発育に影響を及ぼす、ジカ熱パニックが起こっており、発狂するほど妊婦生活は辛かったです。

 

ですが、飛行機に乗って日本に避難する、という選択肢は一ミリもありませんでした。

 

客室乗務員というのは医師ではありませんので、訓練で受けた応急処置しか、基本的にはできません。

そもそも、医師がいたところで、十分な医療機器が揃っていない空の上で、できる処置というのは本当に限られています。

 

それが私にはよく分かっていたので、あのジカ熱パニック下でも、ブラジルで最後まで出産すると決めたのです。

 

子供連れの飛行機は大変だし批判が多過ぎるから、出来れば妊娠中に行きたい。という気持ちも分かります。

 

・・・ですが。

妊娠中のフライトは、正直、身体的なリスクが高いです。

 

問題なく旅行を終える方もいるでしょうが、それはただ単に運が良かっただけなんですよ。

特に国際線は、緊急着陸をしようにも、場所によってはどうしても無理な場合が多い。

 

安定期の海外旅行、マタニティ旅行。

・・・本当に必要でしょうか?

 

私個人としては、ご旅行はお子様が生まれてから行かれることお勧めしますよ。

ぜひ、元CAとして、このマタ旅ブームが即効で終わることを心から祈っています。

 

 

   

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